お弁当に久しぶりにスープジャーを持ってきた。
サーモスのスープジャーも色々と更新されているようで、今持っているタイプは既に生産終了してしまって新しいタイプのモノが販売されているようだ。
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サーモス 真空断熱スープジャー 300ml レッド(R) JBR-300 | THERMOS スープ用 シチュー用 味噌汁 保温容器 保温弁当 魔法瓶 スープマグ フードコンテナ スープ容器 弁当箱 価格:2,980円 |

サーモス 真空断熱スープジャー (ホワイト) JBR-400WH 価格:3,193円 |

この辺りが良く出るタイプの様なのだけれど、3タイプあって300ml、400ml、500mlの3タイプがあるようだ。



お弁当と一緒に飲むスープという用途であれば、300mlタイプがオススメで、僕が使っているのは380mlタイプである。だけど、容量がちょっと多い。
スープジャーの大きさ
ジャストサイズをオススメしたい
「大は小を兼ねる」という諺の通り、ちょっと大きめの方が良いんじゃ無い?と思う人もいると思うのだが、スープジャーに関して言えば、容量の大きいものはあまりオススメできない。
理由は幾つかあるんだけど、一番の理由は保温性が犠牲になるってことだ。
実は、この手のスープジャー、或いは水筒もそうなのだけれど、保温性能というのは容量いっぱいまで内容物を入れた前提でその能力が発揮される。
つまり、スープジャーの容量、400mlだったら400mlいっぱいかその辺りまで詰めておくことが好ましいのだ。

暖かいモノにも冷たいモノにも使えるスグレモノだけど、とにかく容量いっぱいにまで入れておきたい。これで保温性が随分と違うのだ。
商品の説明にもこの様に書かれている。
●保温効力とは、室温20℃±2℃において製品に熱湯を内フタ下端まで満たし、湯温が95℃±1℃のときから内フタと外フタを取り付けて縦置きにした状態で6時間放置した場合におけるその湯の温度です。
●保冷効力とは、室温20℃±2℃において製品に4℃以下の水をせん内フタ下端まで満たし、水温が4℃±1℃のときから内フタと外フタを取り付けて縦置きにした状態で6時間放置した場合におけるその水の温度です。
「サーモスのサイト」より
これは可能な限り守った方が良い。
保温性を高めるには、事前に温める
もう一つ注意しておきたいことは、スープジャーそのものの温度を「保温する」時には温めておく、「保冷する」時には冷やしておくことがとても大切だ。
温かいスープをスープジャーの中に入れる時に、金属の温度が下がっていると、スープを沸騰する直前まで加熱してスープジャーの中に入れても、温度がかなり下がってしまう。
そうなると、保温のスタート温度が下がってしまうので、保温を続けるには不利である。
事前に、加熱したお湯をスープジャーの中に入れておき、直前にお湯を捨ててスープを入れるという工夫をしないと、温かいスープを飲みたい!という要求が満たされない。
温い温度は危険
それと、これは体験談として書いておきたいのだが、「温いのが好きだから」といって、40度前後のスープをスープジャーの中に入れて持ち運ぶことはオススメしない。
多分、その日は前日作ったスープの残りをスープジャーの中に入れて持っていくというようなことだったと思うのだけれど、厚い夏の日に、温い状態でスープジャーにスープを入れた結果……。
昼頃に蓋を開けたら酸っぱいニオイが……。
見事に雑菌が繁殖してしまっていたのである。高温であればこうしたトラブルは避けられるが、温いスープは雑菌にとっても適温である。雑菌培養器になってしまうリスクがあるため、僕はオススメしないぞ!これは色々な要因が重なっていたからそうなったと考えられるので、絶対そうなるとは言わない。でも、リスクがあることは理解しておきたい。
冷たいモノか、熱いモノを入れるのにスープジャーは便利だが、温いスープは避けるべきだ。
ポーチは買っておくのが吉
ちなみに、スープジャーにはこんなオプションが別売りで用意されている。
スープジャーと比較するとそれなりのお値段がしてしまうこのポーチ。「ちょっと高いな」と思わなくもないが、一緒に買っておくことをススメしたい。
このポーチは保温性や保冷性を高めてくれるアイテムで、あると無いとでは保温性がかなり違う。
ついでにお箸とスプーンの入るカトラリーセットの付いたアイテムはどうだろう。ちなみにカトラリーセットは単体でも売られている。
こちらもアイテムとしては少々お高いのは事実だが、専用品はぴったりと収まってくれるのでポーチを使うのであれば、ぴったり収まるカトラリーもセットで買うのが使い勝手が良い。
オススメパスタ
やりようによってはパスタを調理可能
パスタを茹でるには、温度が必要である。よって、スープジャーの中に熱々のスープを入れた状態で、スープジャーの中に収まるサイズに折ったパスタを突っ込むと、スープパスタができる。
……しかし、理屈は分かっていても、温度が低かったりパスタの量が多かったりするとこれが成功しない事が多いので、なかなか難しい。
今まで何回かトライしたのだけれど、茹でたパスタをスープの中に入れておくと、コシの欠片もないふにゃふにゃパスタになってしまって食感の欠片も無い感じなのが残念だ。
試してみた中では、細めのパスタよりも太めのもちもち感のあるパスタを、軽く茹でてから入れるパターンがなかなか良かったと思う。ただ、スープの水分もなかなか重要なので、ドロッとした感じのスープというか、ソースの方が良い感じである。
でも……、食べられなくはないというレベルのシロモノになって、オススメできるか?というと、ちょっとアレな感じ。成功率が今のところ五分五分なので、上手い手法が見つかれば、美味しく食べられるかも?というレベルだ。
ペンネは割といける
今のところ、成功率が高かったのはペンネ系である。
ペンネならば何でも良いのだが、ゆで時間が7分以上のもの(早茹でタイプはオススメしないという意味)を選んで、例えば、ミートソースであえたモノをスープジャーの中に入れておくと、2時間後くらいには十分いい感じになっている。
えーと、手順としては、トマト缶+オリーブオイル+玉ねぎ+ツナ缶辺りで炒める。バジルかパセリ辺りがあると良いのだけれど、シソでも案外いけると思う。これをフライパンで炒めた上で味を調える。塩、こしょうに顆粒のコンソメ辺りをつ買うと良いかな。軽く湯通ししたペンネをこの中に入れて和える。で、それを加熱してある(熱湯を入れてあった)スープジャーの中に(お湯は直前に捨てよう)入れて、手早く蓋をしておく。
これで、お昼に温かいペンネを頂けるという具合だ。
色々試してみるのも楽しいよね。
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