前回の続きである。
前回は妄想だけで終わっていたが、今回は検討まで行くことにしよう。
さて、推奨スペックだが、前回と変わってはいない。
OS | Windows 10 または Windows 11 |
CPU | 8コア |
RAM | 32GB |
グラフィックプロセッサ | 8GBのVRAM |
でも、確認のために貼っておこう。
順番に選んでいくと
8コアのCPU
さて、前回から少し時間が経ってしまったが、CPUに関して8コアのアイテムを選ぶということになっていて、IntelかAMDかという選択をすることになった。
IntelとAMDのCPUってどっちがいい?違いや用途別の選び方を解説
2024.08.16
CPUはパソコンの性能の大部分を左右する重要なパーツです。
PC WRAPより
CPUを販売しているメーカーは主に「Intel・AMD」がありますが、各社でCPUの名称が違う為性能を比較するにはCPUのスペックを確認する必要があります。
まず、気になっていたAMDの方。8コアだとRyzen 7か9を選ぶことになるんだけど、正直Ryzen 9は高いので今回は見送り。
AMD Ryzen 7 5700X | AMD CPU Ryzen 7 8700F |
![]() | ![]() |
スコア:5086 | スコア:5862 |
参考までにスコアも書いておく。スコアの数値が高い方が、性能は上ということになる。
そして、対応ソケットがAM4かAM5を選ぶことになるんだけど、うう、AM5は高い。インテル系はソケットが頻繁に変わる印象があったので敬遠したんだけど、コア数だけで見るとAMD系を選ぶよりIntel系を選ぶ方がコストを抑えられるととが判明。
Intel Core i5-14400 | Intel Corei7 – 12700KF |
![]() | ![]() |
スコア:5106 | スコア:6562 |
CPUの性能を示すスコアは、同価格帯ならIntelの方が多少有利。並べたモノで比較すると、Ryzan 7よりもCore i5の方が安くてスコアが良いなんてことになっている。
コア数がIntel系の方が多いことと関係しているんだろうけれど、だから速くなるかというとちょっと違うらしい。特に、Intel系は13世代、14世代がWindows11との相性が悪いという意味不明な状況らしく、足を引っ張ることがあるのだとか。

一応、解決したらしいが今回は計画から外すことにした。
マザーボード
さて、AMDを選ぶ前提でマザーボードの選択をしていこう。
AMD系のCPUを採用する上で、ソケットAM4を選ぶかソケットAM5を選ぶかで話が随分変わってくる。ソケットAM4はメモリDDR4に対応し、ソケットAM5はメモリDDR5に対応していて、互換性はない。
つまり、将来的にCPU交換を視野に入れているのであればAM5を選ぶべきなのだ。が、正直なところ現状でDDR5はさほど速度面で恩恵がない割に価格が高めに設定されている。
DDR4 SRAMに比べDDR5は消費電力が削減されて帯域幅が2倍になっている。このため、パフォーマンスの向上は見込めるのだが、現時点でも未だDDR5に劇的な差を感じることは難しいようだ。

価格も未だDDR5の方が高いので、現時点においてDDR5を選ぶメリットは余り大きくない。そして、チップセットなのだが……。
AMD チップセット
- X … ハイエンド向け
- B … 一部機能を制限した普及モデル
- A … 機能制限をしたローコストモデル
AM4ならB550辺り、AM5ならB650辺りを選ぶのが無難だろうか。
Socket AM4 | Socket AM5 |
![]() | ![]() |
B550M Pro RS | B650M PG |
![]() | ![]() |
B550M Steel Legend | B650 Steel Legend |
B650を選ぶと、M.2 Wifiを搭載出来る構成になっているので、アンテナがついてくる。……これ、どうしても必要?出来るだけシンプルな構成が良いなぁ。
さて、どうするか。DDR5のスロットは4つ欲しい気はするんだ。
メモリはとりあえず2枚で
DDR5もちょっとだけ安くはなっているんだけど。
値段が倍くらい違うんだよ、DDR4とDDR5だと。そのうちもうちょっと安くなるかなぁ?今のところは、DDR4とDDR5で速度の差は余り出ないんだよね、どういうわけか。
ただ、DDR4は今後廃れていくので、将来性を考えるとDDR5が良いらしい。今は殆ど性能差が出ないのに、価格は2倍くらいになっているのが何とも悲しい。
とりあえず32GBあれば、当面は問題ないんだけど…。
光学ドライブはどうするか
内蔵してもいいけれど、余り使わないんだよね、光学ドライブ。後で外付けを買ってもいいかな。


余り安いのを買ってもどうかと思うので、ASUSのくらいが無難だろうか。
メインの記憶装置
さて、今時、HDDを記憶装置に使うのもアレなので、OS用にはM.2のSSDを選んでおこう。


何をインストールするかにもよるけれど、OSだけであれば500GBもあれば十分である。
なお、データの保存には別途HDDを搭載すれば良いと思っているのだが、SSDの方が速度が速いので、安ければそちらでも良いかも知れない。でも、大容量記憶媒体としてはHDDの方が優秀なんだよね。
グラボを選ぶ
で、メインイベントのグラフィックボード選びなんだけど、これがまたなかなかお高い。だが、グラフィックメインで考えるのであれば、ここをケチるのは違うだろう。
ASUS ProArt GeForce RTX™ 4060 Ti 16GB | ASUS Dual Radeon RX 7800 XT |
![]() | ![]() |
165W | 263W |
とはいえ、あんまり高価なヤツに手を出すのもなぁ。ということで、RTX4060Tiあたりを基準に選んでみることにした。
電源を選ぶ
と、ここまで選んでからようやく電源の選択に入る。
CPU | AMD CPU Ryzen 7 8700F | 65W |
マザーボード | B650 Steel Legend | – |
メモリ | PC5-38400 16GB ☓ 2枚 | 12W |
M.2 SSD | M.2 SSD SilconPOWER | 25W |
HDD | Western Digital 1T | 24W |
グラフィックボード | GeForce RTX™ 4060 Ti | 165W |
ファン | 不問 | 3W |
合計 | (目安) | 300W |
グラフィックボードの消費電力が半端ない感じだが、300Wの目安消費電力ということになるので、その倍の600Wを選ぶべしということになる。
電源にも色々とスペックがあるにはあるんだけど、とりあえず注意すべきは電源容量とサイズ、そしてETA認証という辺りを注意すればいい。
グレード | 変換効率 (%) | 力率 (PF) | 5VSB変換効率 (%) | 待機電力 (W) |
---|---|---|---|---|
DIAMOND | 93%以上 | 0.985 以上 | 79%超 | 0.10W未満 |
TITANIUM | 91%以上 93%未満 | 0.980 以上 | 77%超 | 0.13W未満 |
PLATINUM | 89%以上 91%未満 | 0.975 以上 | 76%超 | 0.16W未満 |
GOLD | 87%以上 89%未満 | 0.970 以上 | 75%超 | 0.19W未満 |
SILVER | 85%以上 87%未満 | 0.960 以上 | 73%超 | 0.22W未満 |
BRONZE | 82%以上 85%未満 | 0.950 以上 | 71%超 | 0.25W未満 |
ETA認証は品質というかエネルギー効率を定めたモノで、上に行くほど高率はよくなるけど価格も高くなる。良く選ばれるのはシルバー、ゴールド、プラチナあたりのクラスで、この辺りがお手頃ということになる。
玄人志向 80Plus GOLD 750W ATX電源 KRPW-GA750W/90+ | CORSAIR RM750x 80PLUS Gold認証 12VHPWRケーブル付属 |
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2つ程ピックアップしてみたが、12VHPWRケーブルというグラフィックボード用に用意されたケーブルが附属しているのは結構ありがたい。取り扱いには注意する必要があるのだけれど。
大雑把に価格を計算
という感じで一応表にしてみたけれども、電源構成としてはグラフィックボードにRadeon RX 7800 XTを選んだ場合にも対応可能である。
価格的には、25万円前後の価格になっている。ここにOSの追加は必須なので、もうちょっと投資が必要なことになるね。
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