こちらのブログではニュースを扱わないことにしているのだが、前の記事で電動アシスト付き自転車の話をやっていたので、ちょっと気になった。
埼玉・西川口でペダル付き原付バイク取り締まり 外国人利用者目立つ
2024/5/21 16:24
「モペット」といわれるペダル付き原付きバイクなど小型モビリティの交通違反や交通事故が全国的に増加しているなか、埼玉県警は14日、JR京浜東北線西川口駅周辺で小型モビリティなどの交通違反者に対する取り締まりや正しい利用に関する啓発活動を実施した。県警によると、県内では西川口周辺にモペットの利用者が多いといい、この日の取り締まりで7件の違反を確認し警告した。
産経新聞より
まあ、これについて外国人が逮捕されたとか、そういう話はここで扱うつもりはないんだ。でも、モペットはどうなんだろうと、そんなことを思った。

日本国内では余り積極的に作られていないんだけど。
日本製のモペットはない
日本では1種類だけ
日本で電動バイクを買おうとすると、1種類しかない。

Yamaha E-Vinoだけだ。定価で314,600円[消費税10%含む]である。ボディ重量は68kgで、満充電での航続距離は約32km。
日本のバイクメーカーは様々な試作品を提示しているけれども、価格を下げられていないし、何より未だ重い。正直、原付バイクの代わりに普及していくレベルとは言い難い。
え?電動バイクじゃなくてモペットはどうなんだって?
日本製のモペットは存在しないんだよね。
電動アシスト付き自転車はそれなりに数が出ているんだけど、ペダル付き原付きバイクを含めた電動バイクというのは未だ主流ではない。
充電池の性能と法制度がネック
何故かと言えば、法制度の問題がある。
ペットは道路交通法上、原付きバイクなどの運転免許が必要。歩道は走行できず、ヘルメットやナンバープレートをつけることなどの交通ルールを守ることが求められる。モーターを使用しなくてもこのルールは適用される。
産経新聞より
日本では、電動アシスト付き自転車であればナンバープレートやサイドミラーなど不要なのだけれど、電動バイクやモペットとなるとその両方が必要で、法律的には原付バイクと同じ扱いになる。
実のところモペットでも結構なスピードが出るし、そもそも原付バイクでも法定速度は30km/hである。そんなんであれば、エンジン搭載の原付バイクを選ぶ方が良いわけで。
更に、充電池の性能の問題で航続距離が短いものが多いので、なかなか電動バイクやモペットのウリが確保しにくい。お値段は高くなるしね。あ、あと免許が必要だよ!
ところが、外国製のモペットを見ると、30kmとか60kmとか、最大約100km走破できるとか言っている。意味が良く分からないね。
速度がかなり出るものもあるのだけれど、ブレーキやタイヤの性能に釣り合っていないものが多く、安全性にはかなり疑問がある。

なお、法改正があって、一部のモペットは無免許で乗れるようになったんだけど、無免許で乗れる特定原付の車体基準には「原動機として、定格出力が0.6kW以下の電動機を用いること」、「時速20kmを超える速度を出すことができないこと」という項目がある。時速20kmを超えないためにペダル付きはNGだ。
意味が良く分からないのだが、ペダルを漕ぐと時速20kmを超えることが出来ちゃうので都合が悪いらしい。
電動バイクの種類を増やして欲しい
モペットはお手軽に乗れるから良いのであって、免許とかナンバープレートとか面倒な話が色々ついてくると、どうにも使い勝手が悪い。
正直、免許を持っている僕にとっては全く魅力のない製品である。
スピードを出したかったら自転車の方がよっぽどお手軽である。
そういう意味では、電動バイクでもうちょっと長距離は知ることの出来るアイテムを増やして欲しいところ。そして、その為に必要なのは充電池の性能を上げることなんだよね。全個体電池が出てきたら、もうちょっと魅力的な製品が手に入るようになるかも知れないけれど。
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