会社でも家でも電源タップを使っているんだけど、案外使い勝手が良いモノ、悪いモノ様々である。狙った通りの機能を発揮しない事も結構あるんだよね。電源タップも色々あるしね。

機能がついているとちょっと高くなる。
電源タップを買うときに気をつけたいこと
コンセントの許容電力は1500W、1つの回路は許容電力は2000W
電気の知識としては、知っておくべき話なんだけど。

家のあちこちに、こんな感じのコンセントの差し口が用意されていると思う。これ、許容電力の定めがあるのはご存じだろうか?1つの口に対して1500Wが上限となっている。
故に、電源タップの許容電力も1500Wになる。

こんな感じで口が幾つも用意される電源タップなんだけど、製品毎にその上限が決まっている。紹介している電源タップは1400Wになっている。
なお、1つの回路で2000Wまでと許容電力が決まっているので要注意である。これはこちらの絵が参考になる。


こういうことになる。こちらのサイトを参考にして欲しい。なお、「同時に使う電力」ということで理解して欲しい。ブレーカー毎に許容電力が決まるので、同じ電気回路に大電力を使う家電製品を繋げてはダメだね。
たこ足はダメだよね!だから、電源タップで差し込み口が沢山あっても、消費電力に関しては気をつけておかねばならない。
スイッチつき
で、オススメは電源スイッチつきなんだけど……。
電源スイッチがついていないタイプと、電源スイッチがついているタイプでも集中スイッチがついているタイプと、それぞれにスイッチがついているタイプがある。

スイッチ付きは、電源タップに繋がっているコンセント毎にスイッチをオンオフできるというメリットがあるんだけど、頻繁にオンオフしない人にはあまりメリットがない。そんなんだったらコンセントを差し込み口から外すべきだからだ。
待機電力は、年間で消費電力の5%~10%程度になるというから、こまめにカットすることは理にかなっている。それと、コンセントのプラグの上にホコリが溜まって出火の原因にもなる。
トラッキング現象が発生して火災に繋がるのである。
こまめなメンテナンスはやろうね、と言うお話である。
シャッター付き
ちなみに、トラッキング現象の話をしたから、シャッター付きのものについても少し。

一応、使っていない口にホコリが入り込みにくくなるアイテムなのだけれど……、こういうのは別にも用意されているので、敢えて買う必要があるかは悩ましい。
こういうアイテムがあるんだよね。


色々種類はあるんだけど、比較的お安い価格で提供されているから、使わないコンセントにはこういうアイテムを使っておいても良いと思う。
まあ、とはいえ、シャッター付きの電源タップを買うのもメリットはある。何しろ、この手のアイテムを差し込んだり抜いたりする手間があるからね。
一緒に使いたいアイテム
延長コードは用意したい
そうそう、使っていて便利なアイテムを少し紹介しておきたい。
僕が便利だと思うのはこちらの延長コードだ。


これ、何が便利かというと、ACアダプタのように隣のコンセントの口と干渉するようなアイテムに対して電源延長コードとして使える点だ。スイッチなどとの干渉も防げるので便利である。
ケーブルコードボックス
ただ、これを使うとごちゃごちゃするので、それを隠すためのボックスなども併用すると良いとは思う。


使うとすっきりすると言う点は良いんだけど……、ちょっと注意して欲しいのは発熱だ。通電するアイテムは抵抗がある部分で熱を発することがある。特に、一部のACアダプタはそれなりに発熱する。
自作の余地があるアイテムなので、木製のものをDIYで作っても良い。木製アイテムも売っているしね。


お部屋のテイストに合わせて選べば良いんだけど、電源タップの長さやスイッチの有無などにあわせて選ぶ必要があるので、自作した方が良いかもしれないね。
ケーブルカバーも用意しよう
ケーブルコードボックスも悪くはないんだけど、どちらかというとケーブルカバーを先に用意した方が良いだろう。


こんな感じのアイテムだ。
こういうアイテムも、使うときには相互干渉があるかどうか気にした方が良い。
相互干渉には注意
どういうことかというと、中学生の理科で学ぶ話なんだけど、電線の周囲には通電されると磁界が発生する。通電されていない状態でもコードがコンセントに繋がって電圧がかかっている状態だと電界が発生する。あ、通電した時にも電界は発生しているので、通電時は電界+磁界が発生するんだね。

家庭にある家電製品では電界や磁界が人体に影響を及ぼすことは認められていないので、安心して良いのだが、ケーブル同士だとそれなりの干渉はある。


これがケーブルが並べられるとどういうことになるかというとこちら。

静電誘導というのだけれど、回路1に通電されると、回路2には電界が影響してノイズとして現れることになる。
まあ、顕著な影響が出る場合は少ないのだけれど、影響がある事を覚えておかないと何かトラブルが発生した場合に気がつけないからね(なお、最初から影響が出ると分かっている機器は、ケーブルの中に箔が巻かれたシールドケーブルを使っているアイテムもある)。
あと、コンセントを折り曲げて束ねたりすると困ったことになることがあるので要注意。
知っておいて損はないので、知識として仕入れておこうね。
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