アイロンがけは意外に面倒である。世の女性たちの悩みだとは思うが、そのアイロンがけの面倒をスチーマーで解決?!

買っちゃったもんねー♪
お、コレで僕のズボンも?!

あ、それは自分でやって
そう、いつの頃からかアイロンがけは自分でやることが義務付けられているのだ。
衣類スチーマーはアイロンの代わりになるか?
衣類スチーマーはアイロンではない
基本的に衣類スチーマーの役割は「シワ取り」と「除菌」だ。そして、高温のスチームを使うことで「臭い取り」に期待ができる。
大量のスチームを使ってシワ取りができると謳われているのだけれど、CMのように行くか?というと、なかなかうまいこと行かないのが現実ではある。
理由は色々あるのだけれど、CMは実にうまく作ってあるね。
立ち上がり時間
うまく行かないと感じる理由はいくつかある。
◆スチーム量:ターボモード平均20g/分、デリケートモード平均14g/分
◆スチーム持続時間:約18分(ターボモード時、タンクに1回水を注ぎ足した場合)
◆立ち上がり時間:40秒
◆タンク容量:185mL
◆重量:1,220g(本体のみ)
◆付属品:アタッチメントブラシ、ヘッドカバー、ドアフック
これがアクセススチームプラスのカタログスペックなのだが、<立ち上がり時間>というところにご注目いただきたい。
スチームアイロンを使ったことがある方は、ピンと来ると思うのだが、実は蒸気が出るようになるまでには、数十秒程度要するのだ。
衣類スチーマーの場合、30~50秒の時間を要する事が多く、モノによっては1分以上の時間を要する場合がある。ティファールのアクセススチームプラスは40秒となっている。コレが結構曲者なのだ。
CMのように使うためには、予め電源を入れておいて、使える状態にしておく必要がある。というわけで、おいてある状態で蒸気がモクモクと出ていないと、「すぐに使える」という感じにはならない。
ハンガーに衣類をかけて使う
あと、使ってみて感じたのが、意外に使い勝手に戸惑うという点だ。

動画のイメージとちょっと違うのだが、使ってみると、「引っ張りながらスチームをあてる」という感じの使い方をしないと、しっかりとしわ伸ばしができない感じだ。
特にシャツなど薄物に関しては、ハンガーに掛けて下側から衣類を引っ張りながらスチーマーをあてるイメージだと、案外しっかりとシワが取れるようだ。
逆にジャケットやズボンなどは、そこそこ生地が厚いこともあって、スチーマーを押し当てる感じでしわ伸ばしができる模様。とはいえ、下から引っ張るような感じのあて方の方がやりやすい感じはする。
プレスはできない
なお、アイロンを使うときには「プレス」をすることが重要で、折り目をしっかりつけてあげることで、着た時にピシッとしたラインがでる。


まあ、解説はプロにお任せしておくことにして、衣類スチーマーに関して言うと、プレスの機能は期待できない。
なお、オススメのアイロンはこちら。
で、何が言いたいかというと、しばらくアイロンをかけないでプレスラインが見当たらないような衣類には、衣類スチーマーは適していないという事になる。
ちょっとシワができてしまったという衣類に使うのが正しい使い方だと思う。後はスラックスの股下やシャツの脇の部分など、アイロンがかけにくい部分には、衣類スチーマーが使いやすい。
……つまり、アイロンの代わりにはならないのである。

そーなの?
うん、色々やってみたけど、少なくともプレスはできない
使い方としては、アイロンの補助として使う感じだね。
ただし、紹介したサイトを見て頂くと分かるが、アイロンのスチームを衣類にあててしわ伸ばしをするという手順があって、その作業を衣類スチーマーでやるのは、結構やりやすい。
スラックスやスカート、ジャケットなど、アイロン台の形状が対応していないと、なかなかアイロン掛けしにくいものもあるが、そうしたアイテムに対して衣類スチーマーで対応するという感じの位置づけで良いのでは無いだろうか?
あと、割り切ってしまえば、しっかりアイロンをかけたい時にはクリーニングに出してプロにお任せするという事で対応し、普段、出かける前にちょっとしわ伸ばししておきたいという用途で衣類スチーマーを使うというのはアリかもしれない。
僕自身は、アイロンも手放せないが、多くの作業を衣類スチーマーで済ませる事ができるようになって、結構重宝している。
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