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波板トタン貼りに苦労した話

農機具小屋

ここのとこ農機具小屋作りの話題が多いのだが、ようやく形になってきた。写真をお目にかけたいところなのだが、諸般の都合により避けさせて貰う。僕が手掛けてはいるけれど、僕の所有物ではないからね。

そんなわけで、今日も今日とて小屋作りだ。

作業としては骨が組み上がっていよいよ屋根のトタンを貼る段階に来ている。

単管でフレームを組んで、その上に屋根を載せる。

作業としては簡単なことなのだが、そこは素人工作である。初めての事ばかりだし、上手く行かないことも多い。

トタン貼るのは難しいねぇ……。

<<DIYで農機具小屋を作った話>>

計画のお話作業に関するお話
【計画その1】 単管で基礎構造を作る単管を組み立てるのに必要な道具
【計画その2】 屋根構造を決定していくけがき道具はとても大切
【計画その3】 壁構造の検討をする波板トタン貼りに苦労した話
【計画その4】 扉構造を決定するレンタルの回転工具を借りて失敗した話
小屋作りにインパクトドリルが活躍した話

注:あくまで素人DIYなので参考にする程度にして欲しい。

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慣れれば問題ないか?

予定通りの屋根構造を採用

さて、計画した通りに屋根を作った訳だが。

単管フレームの上に垂木を渡す構造にした話は前回説明した通り。

単管はホームセンターで購入してきたのだが、長尺ものは以前に大工を引退した方から頂いていて、野ざらしになっていたものなので結構錆びが浮いている。残念ながら潤沢な予算があるわけではないので、それを再利用する形になった。

それでも、結構な金額をフレーム用に投じている。買い足しが必要だったからね。

垂木には30×40のものを採用。

後から気がついたのだが、屋根のサイズはトタンの大きさに合わせて計画すると良かった気がする。

トタンのカットは素人では大変だし、綺麗に切りそろえるのも難しい。6尺、7尺、9尺とホームセンターに売られているサイズがあるので、目星を付けておくと良いと思う。

垂木と単管の固定には計画した通りにサドルバンドを使った。

ただ、サドルバンドは本来は配管が移動しないように固定するもので、単管に木材を固定するのに使うというのは正しい使用方法とは言えない。だから、固定強度を求める部分ではないと言うことは注意頂きたい。

垂木の上には9mmの構造用合板を貼って、アスファルトルーフィングを敷いた。その上に下地材を打ち付けてトタン張りという流れになる。

同じメーカーの波板を選ぼう

さて、トタンを貼って気がついたこと。

それは、メーカーによって形がちょっと違うということだ。

ホームセンターに売っているトタンは、樹脂製のものと金属製のものがあって、そのピッチは一定の幅に決まっている。

波板トタンと呼ばれる規格のものはそれほど種類がないのだ。

まあ、ホームセンターにおいてあるものの多くは鉄板小波だよね。それ以外の形状もあるのだけれど、鉄板小波と呼ばれる32波の物が多い。

で、「同じ規格で作られている」と思ったら、実はこの鉄板小波サイズを選んでも、メーカーによってピッチや深さがまちまちで、ぴったり重ならないってことが起きるようだ。

僕は「明かり取り」を目的としてポリカーボネート製の透明な波板を選んだのだけれど、これとトタン製の波板を重ねようとしたらピッチが微妙に合わない。おそらく1~2mm程度のズレがある。1~2山重ねるだけなら問題は出ないが、縦に重ねる場合には同じメーカーの波板を選ばないと重ならないようだ。なお、トタン(鉄板に亜鉛をめっきした鉄板)同士でもメーカーによってややピッチや山の高さに差が出るらしい。

異なるメーカーの商品を選ぶと結構な確率で重ならないし、特に金属製のものと樹脂製のものを重ねようとすると失敗する。

購入するときは気をつけて欲しい。

購入時に気をつけたいことはもう1つ、長尺ものを買う時には搬送することまで視野にいれておく必要があること。ホームセンターだと1t車貸してくれるところもあるんだけど、トタンなどは扱いが悪いと曲がってしまう。搬送までやってくれる専門業者にお願いするのもありだね。

胴縁を貼ってトタンを取り付けたんだけど

さて、構造的には胴縁と呼ばれる16mm厚の木材にトタンを打ち付けていく方式を採用した。以前の小屋もそういう構造だったからね。

こんな感じに900mmピッチに木材を配置して、トタン釘を使って打ち付ける。

なお、波板を打つ時には下穴をあけるべし、となっていて、5.8mmの下穴をあける治具が売られている。あ、樹脂製の波板の話ね。トタンは釘で穴があけられるので、ガンガン打てば貫通していくから。

ただ、胴縁として用いた16mmの木材では傘釘の長さに対して薄すぎる。傘釘の長さは38mmから41mmなので、突き抜けるのが嫌なら最低限40mmの厚みは欲しいかった。反省して屋根の方は厚みのある材料を使うことにした。

トタンは5年~10年程度はもつらしい。メーカーは5年ではり替えろという説明をしているようだが、ペンキなどを塗ってメンテナンスをすればもうちょっともつらしい。何れにしても、1回くらいははり直しをやる機会はありそうだね。

下地材は40mmは欲しい

というわけで、トタン張りの下地には40mm程度の厚みの材料を使おう。最近は樹脂製の下地材も使われるようになっているとの話なんだけど、ホームセンターでは見なかったな。

基本的には横に重ねていく張り方をするのが良く、縦に重ねると山が合わないなんてことがあるので注意すべし。

そして、1枚の幅は655mmというのが規格になっている。僕は910mmあると勘違いしていたので、足りなくなって慌てて買いに行くという情けないことをやらかしたが、この幅だと言うことは覚えておこう。

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